復帰のCY賞左腕を襲った悲劇 敵地で受けた“不運”…ド軍監督も同情「被害者になった」

レイズ戦に先発したドジャースのブレイク・スネル【写真:ロイター】
レイズ戦に先発したドジャースのブレイク・スネル【写真:ロイター】

2被弾のスネル「自信を持って投げられた」

【MLB】レイズ 4ー0 ドジャース(日本時間3日・タンパ)

 復帰登板は“不運”なアーチにやられた。ドジャースのブレイク・スネル投手は2日(日本時間3日)、敵地でのレイズ戦に先発登板。4月2日(同3日)以来の復帰登板は5回5安打3失点。2被弾に泣いた。

 初回先頭のヤンディ・ディアス内野手に5球目の内角低め直球を右翼席に運ばれた。3回1死一塁の場面でもディアスに3球目の直球を右翼席に放り込まれて3失点。左肩炎症から復帰したマウンドは一発に苦しんだ。

 レイズは昨年10月のハリケーンの影響で、本拠地トロピカーナフィールドの屋根が吹き飛ばされる被害を受けており、今季はヤンキースのキャンプ施設、ジョージMスタインブレナーフィールドで主催試合を行っている。そのため、スタンドのフェンスが低いなど環境の違いがある。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は「ブレイクはとても良い球を投げていた。正直に言うと、彼はこの球場の被害者になってしまった。右翼に飛んだ何本かのフライが入ってしまった。両チーム条件は同じだけどね。それでも、投げ切ることができていたと思う。残念ながら、少しだけ不運に見舞われてしまった。(ディアスの1本目は)驚いた。上手く捉えられたと思わなかった。もう1本も、キャッチャーミットに当たったのかと思った」と、復帰した左腕をかばった。

 スネルも堂々と胸を張り「自信を持って投げられた。ヤンディ(・ディアス)に打たれた1本目は良い球じゃなかった。でも、2本目はとても良い球を投げられたと思ったんだけどね。彼にとっていい結果になってしまったね。でも、全体的にストライクを投げられてた。良い(再)スタートを切れた」と充実の表情で球場を後にした。

【実際の動画】他球場なら入らない? スネルが打たれた“不運”な本塁打

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