ド軍監督、3安打の打線に苦言「勝つこと難しい」 敵右腕の投球術に翻弄「いい打席なかった」

先発グレイを攻略できず「全ての球に振り遅れていた」
【MLB】カージナルス 3ー2 ドジャース(日本時間5日・ロサンゼルス)
ドジャースは4日(日本時間5日)、本拠地で行われたカージナルス戦の9回に勝ち越しを許し、接戦を落とした。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「いい打席はなかった。全ての球に対して振り遅れているように感じた」と打線に苦言を呈しながら、敵右腕のグレイを称えた。
カージナルス先発のグレイに対して、ドジャース打線は3回まで無安打。4回にフリーマンの本塁打が飛び出すも、5回から3イニング連続で無安打。7回で降板したグレイからは1安打しか放てず8三振を喫した。
「過去にもソニー(グレイ)にやられたことがある。とてもいい投手だ。内角外角、高め低めに、全ての球種を投げきることができる」と指揮官も脱帽。「全ての球に対して振り遅れているように感じる。フレディ(・フリーマン)はとてもいいスイングをした。ショウヘイも彼と対戦した時いい打席があった。マンシーの四球も。それ以外は、(グレイと対戦した)7回でいい打席はなかった」と35歳右腕の投球術を称賛した。
8回に1点を奪い同点に追いつくも9回にすぐさま相手が勝ち越し。その裏、大谷翔平投手の安打をきっかけに2死一、二塁のサヨナラの場面をつくったが、最後はマンシーが右直に倒れ追いつくことができなかった。
「強打できた場面はあまりなかったし、中継ぎ陣に対して1点を挙げることはできたが…3安打で試合に勝つことは難しい」と低空飛行が続く打線に対して指揮官の嘆きは止まらなかった。
6回にベッツが喫した三振など、球審の判定に苦しむ場面が多くあったこともあり、「球審は最善を尽くしてくれているけど、リプレーを見返すとボール(がストライクと判定され)カウントがひっくり返ってしまっていた」と疑惑の判定にも言及。「グレイのように、それを逆手にとれるベテラン投手だと、(攻略が)困難になってしまう。わざとやっている人なんていないけど、試合をタフにしてしまう」と振り返った。
(Full-Count編集部)