佐々木朗希は「自分の球を信じていなかった」 ド軍指揮官が辛口評価…精神面の改善を要求

8月下旬の復帰へ要求
【MLB】ドジャース ー カージナルス(日本時間6日・ロサンゼルス)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はは5日(日本時間6日)、本拠地のカージナルス戦前、メジャー1年目で負傷者リスト(IL)から復帰が近づく佐々木朗希投手の今後について「もっと投げないといけない」と辛口のエールを贈った。
佐々木は8日(同9日)のブルージェイズ戦前に3度目となる実戦形式の投球練習「ライブBP」が予定されており、8月下旬の復帰を目指す。ロバーツ監督は復帰後の課題について「2つ。まずは、パフォーマンスを求める。そして、イニング数も」と注文。「パフォーマンスに関しては、ストライクを投げ続けることを求める。そして、自信を持って投げてもらいたい。もっといい活躍をすること。シーズン開幕1か月間で学んだことを」と、より高いレベルの投球を求めた。
佐々木の今季の投球内容について「打者を少し評価しすぎているように感じた。かわす投球が多かった。ストライクゾーンに投げる時は、自分の球を信じていなかった」と指摘。「そして、速球は自信を感じられるまで(球速を)戻さないといけない。変化球も(精度を上げること)。最終的には、ロウキは、ここで自分の球が通用すると思わないといけない。私たちはそう(通用すると)思っている」と述べ、メンタル面で課題があることを挙げた。
その上で「シンプルにロウキは(もっと)投げないといけない。強度を上げないといけない。打者と対戦して、肘や身体が登板間隔に慣れないといけない」と指摘。「9月になって(ロースターに登録できる)投手が1人増えるまで、他の投手陣にも気を使わないといけない。今後に影響がでないように、先発は試合の大部分を投げないといけない」と、先発としてイニングを消化する役割を求めた。
佐々木に対してメジャーでの適応期間を設けたことには「100%彼にとって有利に働いていると思う。色んな意味で、彼は大きなアジャストをする必要があった」と言及。負傷離脱の期間を「彼は野球をじっくりと見る機会があった。打者に対しての攻め方や、打者の反応を(外から見られたことは)彼にとって大きな助けになったと思う。リセットして再スタートを切れるのではないだろうか」と述べ、辛口のトーンながらも復活のマウンドに期待を寄せていた。
(Full-Count編集部)