仙台育英、途中交代の捕手は「熱中症の疑い」 午前8時で気温31度超…足が攣る選手も

座り込む仙台育英・川尻結大【写真:加治屋友輝】
座り込む仙台育英・川尻結大【写真:加治屋友輝】

7回に川尻結大が途中交代…8回にも右翼の田山纏が足を攣った

 第107回全国高校野球選手権大会は6日、大会第2日が行われ、第1試合で仙台育英(宮城)が鳥取城北に5-0に勝利した。7回に仙台育英の川尻結大捕手(3年)が足を痛めて途中交代となる場面があったが、大会本部の発表によれば、医師の所見の結果は「熱中症の疑い」だという。

 川尻は7回の守備に就こうとしたが、足を痛めたのか、球審に促されてベンチに下がった。その後、一度はグラウンドに戻ったが、イニング終了後、捕手のポジション付近で足を押さえて痛がる素振りを見せ、チームメートに抱えられて再びベンチに下がった。8回の打席で代打を送られた。

 近隣の神戸市は午前8時の段階で気温31度を超え、グラウンドはさらに高温となった。この日は試合終盤に選手の交代が相次ぎ、8回にも右翼を守っていた田山纏外野手(2年)が足を痛めて担架で運ばれた。猛暑の影響か、足がつったとみられる。

 試合後に大会本部は川尻のコメント紹介。この日18歳の誕生日を迎え、「誕生日に試合ができたらいいなあと思っていたら、主将がその日の試合をひいたので、すごいな、不思議な縁だなと思っていました。いろいろな意味でいい誕生日になりました」とコメントした。また、途中交代に関しては「きょう迷惑をかけてしまった分、次の試合ではしっかり取り戻して、勝ちに貢献できたらと思います」と意気込みを語った。

 症状については、両太もも、両ふくらはぎなどにけいれんが見られ、医師によると熱中症の疑いとのこと。救護室で点滴などの処置を受けた後、川尻は宿舎に戻った。

(Full-Count編集部)

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