藤浪晋太郎、7四死球に「ずっと自分の課題」 3度目登板は大荒れ「タイミング合わなかった」

巨人戦に登板したDeNA・藤浪晋太郎【写真:町田利衣】
巨人戦に登板したDeNA・藤浪晋太郎【写真:町田利衣】

日本復帰後初失点を喫するなど3回1/3を3安打5失点(自責3)

 DeNAの藤浪晋太郎投手が6日、横須賀スタジアムで行われたイースタン・リーグ、巨人戦に先発。日本球界復帰後3度目のマウンドは3回1/3を3安打5失点(自責3)、5四球2死球と大荒れだった。目安だった5回を投げ切れず、「序盤からタイミングが合わなかったのを最後まで修正できずという感じです」と振り返った。

 初回、先頭の宇都宮葵星内野手に四球を与えると、1死から岡田悠希外野手にも10球粘られた末に四球で歩かせた。2死から三塚琉生外野手に中前に運ばれ、日本復帰後初失点。2回も先頭を安打で出すと、山瀬慎之助捕手には130キロのカットボールが抜けて死球となった。

 3回も先頭の亀田啓太捕手にカットボールが抜け、この日2個目の死球。重信慎之介外野手に適時打を浴びて3点目を失うと、4回も先頭から2者連続で四球。犠打を決められて、1死二、三塁となったところで降板となった。

「とにかくゾーンに、ストライク先行でと思っていたんですけど、ブルペンはよかったんですけどゲームに入ってタイミングが合わなかったところ、本当は合わせたかったんですけど」と藤浪。その原因については「どうでしょう、それがわかったらマウンドで修正できたと思うんですけど」と首をひねり、四死球は「次回に向けてと言うよりずっと自分の課題だと思うので」と悔しげだった。

 7月26日の同ロッテ戦は、1回をわずか5球で3者凡退。31日の同西武戦は3回を投げ無安打無失点2四球だった。しかしこの日は最速こそ156キロをマークしたものの課題の制球面で苦しんだ。際どい球がボールと判定され苦笑いを浮かべたり、しゃがみこむ場面もあり「ほしいところで、トラックマン上では入っている球は多いので痛いですけど、それ以外に荒れているところも多かった。痛かったですけど、それも含めて野球なので、そこでなんとか粘ってアウトを取れるようにならないといけないですし」と反省した。

 今後に向けては「こういう失敗をできたことがプラスにっていうわけではないですけど、失敗から学んで、なんとか次以降に活かせるようにしたいと思います」と語気を強めた。

(町田利衣 / Rie Machida)

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