大谷翔平の躍動で蘇った伝説 ベーブ・ルースは断念も…LAメディア再認識「ただ一人」

ドジャース・大谷翔平【写真:イワモトアキト】
ドジャース・大谷翔平【写真:イワモトアキト】

「ロサンゼルス・タイムズ」が大谷とルースを“比較”

 リアル二刀流に伝説の男の“残像”が蘇った。ドジャース・大谷翔平投手は6日(日本時間7日)のカージナルス戦で投手として4回2安打1失点、8奪三振と好投し、打者としては一時は逆転となる39号2ランを放つ活躍を見せた。リアル二刀流の姿に地元紙はベーブ・ルースの姿を重ねた。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は同日、「この110年間で、ドジャースのオオタニが今シーズン行っていること、つまりメジャーリーグレベルで投打両方で成功することに挑戦した選手は、ただ一人しかいない」と言及。ルースについて、かつて20勝以上を2度挙げ、ア・リーグの防御率と先発登板数でトップに立ったが、レッドソックス、そしてヤンキースは投球が打撃の妨げになると判断し、ルースを右翼に専念させた“過去”を紹介した。

 専念後、3シーズンでメジャーリーグの本塁打記録を3度更新したという。同紙では「ドジャースとオオタニは、当面は二刀流を続けると主張しているが、最近のパフォーマンスを見ると、ルースをマウンドから降ろしたレッドソックスやヤンキースの判断は正しかったのかもしれない」と伝えた。

 この試合で大谷は10試合ぶりに本塁打を放ち、ドジャース移籍後、最上級の二刀流のパフォーマンスを披露していた。救援陣が打ち込まれて試合は逆転負けを喫したが、マウンドに仁王立ちし、打席で相手の脅威となる大谷の存在は地元メディアに強烈な印象を与えていた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY