3安打2得点も話題にならず 大谷翔平が見せた凄み…5分間に起きた“当然”の空気感

ロバーツ監督の会見に“出現”しなかった「大谷翔平」の名前
【MLB】ドジャース 5ー1 Bジェイズ(日本時間9日・ロサンゼルス)
まるで“当然”かのような5分間だった。ドジャースの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地でのブルージェイズ戦に「1番・指名打者」で出場し、5打数3安打の活躍で5-1の勝利に貢献した。
今季9度目の3安打で打率を.280に上昇させたが、試合後のデーブ・ロバーツ監督の会見では大谷の「お」の文字も、翔平の「し」の文字も出てこず。3安打2得点が“当たり前”かのような5分間が過ぎていった。
米メディアの質問に真摯に答えるロバーツは、逆転2ランを放ったベッツや先発したカーショーの名前を挙げ、称賛を続けていた。
日頃なら米メディアから「最近の状態」や「三振数について」など、大谷の質問が飛ぶことが多々ある。だが、この日は3安打を放っても“話題”にすらならず。打って活躍することが当然のようだった。
もちろん、記者席でも同じような空気感。普段なら「翔平はグレートだ」だとか「(日本メディアの)みなさん、忙しいですね〜」など、米メディアから“いじり”を受けることもあるが、この日は翌日の試合開催に向けて清掃員が稼働する音と、米記者の「サヨナ〜ラ〜。マタアシタ〜」という声だけが響いていた。
(Full-Count編集部)