博多美女が始球式で感涙「1か月しんどかった」 衝撃の91キロ計測…憧れ続けた“16年”

イチロー氏とCM共演の過去も「野球に救われた人生」
■ソフトバンク 4ー1 日本ハム(9日・みずほPayPayドーム)
いつか、このマウンドで――。追いかけてきた夢が叶い、思わず涙を流した。インスタグラムフォロワー25万人を誇り、さまざまなSNSで活躍を見せる新谷あやかさんが9日、みずほPayPayドームで行われたソフトバンク-日本ハム戦のセレモニアルピッチに登場。ノーバウンドで投じた1球は、91キロを計測した。
背番号「100」のユニホームで登場。小学校の時にはソフトボール経験があり、芸能界入りしてからはイチロー氏(現マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクター)とCM共演を果たした。「本当に野球に救われた人生です。いつか(始球式のような場で)投げられるようになった時のために、コツコツ練習してきました」。ワインドアップの豪快なフォームに、スタンドからはどよめきが起こっていた。
降板後の囲み取材で、新谷さんは感涙。「ブルペンで球は走っていたんですけど、マウンドに立てた嬉しさもあって……。自分に負けました」。91キロという結果を潔く受け入れながら、みずほPayPayドームへの憧れについて問われると「すみません……」と声を詰まらせた。「(ここまで)超大変だったので。14歳から芸能界に入って16年、1つの目標だったので、本当に良かったです」と続けた。
セレモニアルピッチでの登板が決まってから、悪夢にもうなされ続けてきたという。「肩甲骨がはがれたり、松ヤニがついてボールが手から離れなかったり……。寝られなかったんです」。憧れを抱くと同時に、自分なりに大きなプレッシャーも感じてきた。100キロという目標もあった中で「他のお仕事もあるから体は大きくしちゃいけないし、でも安定して球速も上げたくて。肩が痛くなるくらい投げ込んできました。そのバランスもあって、この1か月は本当にしんどかったです」と吐露した。
「夢を叶えるのは楽じゃないなと思いました。きょうはゆっくり寝られそうですけど、少ししたら悔しさが込み上げてくるかも」。最後はキュートな笑顔で締めくくった。みずほPayPayドームのマウンドで“100キロの壁”をクリアする日まで、目に焼き付けた景色は絶対に忘れない。
(Full-Count編集部)