甲子園でハプニングも…生まれた光景が「素敵すぎる」 不運に“助っ人”登場「なんも違和感ない」

10日夜に地元出発も…138人が試合開始に間に合わず
第107回全国高校野球選手権は11日、大会第6日目が行われ、第2試合で東海大熊本星翔と北海(南北海道)が対戦した。しかし、2年ぶり4回目の出場となった東海大熊本星翔のアルプスにはぽっかり空席が。昨夜の熊本の豪雨の影響で、一部のメンバーが試合開始時点でまだ山口県にいるというハプニングが発生した。
10日の午後7時45分に、一般生徒、チアリーディング部、吹奏楽部、野球部1、2年生の控え選手ら総勢138人を乗せたバスは熊本を出発したものの関門海峡前で足止めとなり、試合開始時点でバスは山口・周南市付近を走行中。到着は午後4時予定で、試合を応援するのは難しい状況となっている。
試合開始に到着できず応援が心配されたが、東海大熊本星翔のアルプスからはブラスバンドの演奏がいつも通り鳴り響いた。先乗りしていた保護者らに加え、もともとサポートで演奏する予定だった大阪・東海大仰星の吹奏楽部40人、チアリーディング部の17人も友情参加。約2600人が三塁アルプスから選手に声援を届けた。
熊本は10日から大雨特別警報が発令されるなど豪雨に見舞われている。田部俊二副部長は「間に合わない人たちのためにも、絶対に勝って、2回戦に進まなければ」と意気込みを語っていた通り、試合は東海大熊本星翔が勝利し、“地元”に甲子園初勝利を届けた。

熊本は10日から大雨特別警報が発令されるなど豪雨に見舞われている。田部俊二副部長は「間に合わない人たちのためにも、絶対に勝って、2回戦に進まなければ」と甲子園初勝利を誓った。試合は東海大熊本星翔がリードし優位に試合を進めている。
(Full-Count編集部)