歴史を独占する大谷翔平 MLB史で際立つ…「46-44-41-34」が物語る異次元

敗戦の裏で輝いた記録更新 41号放ち唯一無二の領域へ
【MLB】ブルージェイズ 5ー4 ドジャース(日本時間11日・ロサンゼルス)
本拠地での敗戦の裏で、歴史的指標によって存在感を示した。ドジャースの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)のブルージェイズ戦に「1番・指名打者」で出場し、初回に41号を放つなど4打数2安打1打点、1盗塁を記録。試合は4-5で敗れたが、MLB史に刻まれる記録が改めて浮き彫りになった。
初回はエリック・ラウアー投手から、泳ぎながらも右翼席へ運んだ。飛距離400フィート(約121.9メートル)、打球速度106.3マイル(約171.1キロ)の一発だった。先頭打者本塁打は7月26日(同27日)以来で今季11度目。2試合連発は今季9度目となり、本拠地を沸かせた。
MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は、米データ会社「エライアス・スポーツビューロー」の情報を紹介。「MLB史において、複数先発登板をしたシーズンにおける最多本塁打」として、2021年46本、2023年44本、2025年41本、2022年34本の4つの例を挙げ、そのすべてが「ショウヘイ・オオタニ」となっていることを指摘した。記録面では唯一無二の領域を独占している。
チームは救援陣が踏ん張れず逆転負けとなったが、大谷自身は歴史に名を残す躍動を見せつけた。11日(同12日)からは敵地でのエンゼルス3連戦となる。かつての本拠地で、積み上げた数字のさらなら上積みを狙う。
(Full-Count編集部)