甲子園で流れた懐かしの“名曲”「胸熱や」 珍しいチョイスに驚き「センス最高」

「東方Project」の人気楽曲…元ロッテ・神戸拓光氏の応援歌
第107回全国高校野球選手権は13日、大会第8日目が行われた。第3試合では創成館(長崎)が1-0で神村学園(鹿児島)を下し、九州勢対決を制した。1点差の締まった好ゲームの中、アルプスから聞こえてきた応援歌が「甲子園で!」「胸熱や」と反響を呼んでいる。
注目を集めたのは、創成館の応援団席だった。リズミカルな音楽の“正体”は「U.N.オーエンは彼女なのか?」。同人サークル「東方Project」の人気楽曲のひとつで、2000年代にニコニコ動画などで大流行。かつては元ロッテの神戸拓光氏の応援歌としても話題だった。もっとも、高校野球で採用されることは少なかった。
創成館が登場した1回戦から少しずつ話題を呼んでいたが、お盆期間で甲子園を見るファンも一気に増えたのか、この日に注目度は一気に上昇。ネット上では「甲子園で東方が聞けるとは」「20年くらい前だから今の高校生は知るよしもないはず。誰が選曲してるんだろう? センス最高だよ」「完全に私世代だけど、みんな東方知っとるんか?笑」「懐かしい! とても好き」「めちゃくちゃ応援したくなる」などと驚きの声が寄せられた。
創成館は先発の奥田晴也投手が6回までノーヒットピッチングと好投。7回には暴投でついに1点を奪うと、その裏からエースの森下翔太投手がマウンドへ。ピンチを招きながらも3イニングを抑えて、完封リレーを完成させた。