アルプスを彩った“和”の応援団「かわいいって評判です」 女子のみも…反響大で部員倍増

袴で応援する健大高崎の応援団【写真:編集部】
袴で応援する健大高崎の応援団【写真:編集部】

健大高崎の応援団はレトロな袴姿で応援

 第107回全国高校野球選手権は13日に第8日目が行われ、第2試合で健大高崎(群馬)は京都国際に3-6で敗れた。試合中のアルプススタンドには見慣れない服装で応援する応援部の姿があった。

 健大高崎の応援部は男子が在籍しておらず、女子のみ。そこで8年前から野球部の提案で、明治時代を彷彿させるレトロな袴姿で応援するスタイルとなった。赤い袴姿に青のメガホンで応援に精を出していた部長の浅野羽奏(わかな)さん(3年)は、「普通の学校は学ランじゃないですか。だからよく珍しいねって言われますし、かわいいって評判です」と、アルプスに“彩り”を与える存在となっている。

 昨年の夏や春の選抜でも多数のメディアで取り上げられ、話題になった。新年度の4月当初は、2、3年生が合わせて11人だったが、新1年生が12人も入部。大所帯で甲子園に乗り込んできた。「まず入部をしたら、着付けの練習をします。着付けができないと何もできないんで」。野球部以外の応援にも駆け付ける。

 今回で4度目の甲子園となった浅野さん。「初戦を勝ってもらって、少しでも長く野球をしているところを見せて欲しいです」と話していたが、願いは届かず初戦敗退になってしまった。

【実際の様子】甲子園を彩った袴の応援団 響く女子部員の“熱い声援”

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY