横浜高ベンチ、足つった相手選手に即給水 敵味方関係なし…甲子園で心温まる拍手喝采

途中交代した綾羽の経免拓隼(左から2人目)【写真:加治屋友輝】
途中交代した綾羽の経免拓隼(左から2人目)【写真:加治屋友輝】

背番号「12」の植村直太朗が給水

 第107回全国高校野球選手権は14日に第9日目が行われ、第3試合で横浜(神奈川)-綾羽(滋賀)が対戦。8回、綾羽の経免拓隼(きょうめん・たくと)内野手(3年)が守備中に足をつるアクシデントに見舞われた。直後、横浜ベンチから経免に水が届けられ、スポーツマンシップ溢れる振る舞いに場内は拍手を送った。

 連日の酷暑に見舞われる甲子園。この日も30度以上を超える気温となった。第3試合は初出場となった綾羽と春夏連覇を目指す横浜が相まみえ、7回までに横浜が3-1とリード。8回に2点を加えた。その時だった。二塁手の経免が左足をつったようで、フィールド上で倒れ込み、場内は騒然とした。

 綾羽ナインが心配そうな様子で処置するなか、横浜ベンチからは背番号「12」の植村直太朗捕手(2年)がペットボトルを持って駆け寄った。敵味方関係ない振る舞いに観客も拍手を送った。経免はそのまま退き、田代響希内野手(2年)に代わった。

【実際の様子】足つった綾羽・経免に…ダッシュで駆け寄り給水する横浜・植村 感動の光景に場内拍手

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