“大谷ライバル”が大不振 MVP最有力との声も…逸材23歳が陥った悪夢「.073」

カブスのピート・クロウ=アームストロング【写真:ロイター】
カブスのピート・クロウ=アームストロング【写真:ロイター】

前半戦は大谷翔平を上回るWAR4.9をマーク

 パタリと当たりが止まった。カブスのピート・クロウ=アームストロング外野手は今季開幕から好調で、米放送局「FOXスポーツ」が発表したファンが選ぶ前半戦のMVPに選ばれた。ところが、8月は41打数3安打、打率.073と大失速。「一体どうしたんだ……」「早くベンチにしろ」と米ファンは怒りと落胆の声を寄せている。

 PCAの愛称で親しまれる23歳は今季、打撃フォームを一から刷新。前半戦だけで「25本塁打&25盗塁」をスピード達成し、一躍センセーションを巻き起こした。センター守備も抜群で、MVP投票で重要視される「WAR」はリーグトップの4.9(ファングラフス版)。ドジャース・大谷翔平投手の4.2を上回っていた。大谷のMVPを阻む可能性も大いにあったが、8月に事態が一変する。

 1日のオリオールズ戦の2回に二塁打を放って以降は13打席連続ノーヒット。その後1本出てもまた長いスランプに陥り、月間では41打数3安打にとどまっている。しかも四球も一つもなく、出塁率は1割以下。年間でも出塁率.291とリーグ平均を下回るなど、打撃面で大苦戦している。

 それでも「WAR」は5.4で大谷に次ぐ2位となっているが、前半戦からはほぼ数字が伸ばせず。カブスも後半戦は勝率5割を下回るなど低調で、チームの顔にもなったPCAには「おいおいこれがMVPだって?」「彼を打ち取るにストライクゾーンに投げる必要はない」「本当に酷いな」「終わったな」「過大評価だ」などと批判の声も少なくない。果たして前半戦の活躍は一瞬だったのか。残り少なくなったシーズンで、PCAが復調できるか注目される。

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