小笠原慎之介が僅か4球でメジャー初勝利 シュワーバーを三振→直後に逆転…7試合目で待望の白星

7回途中に登板し好救援、その裏に打線が2点を奪い逆転
【MLB】ナショナルズ 3ー2 フィリーズ(日本時間15日・ワシントンDC)
ナショナルズの小笠原慎之介投手が14日(日本時間15日)、本拠地でのフィリーズ戦に3番手として登板。2死一塁の場面でカイル・シュワーバー外野手を三振に打ち取ると、その裏、打線が2点を奪い逆転。小笠原にメジャー初白星が舞い込んだ。
1点ビハインドの7回、2死からジャクソン・ラトレッジ投手が内野安打を許したところで小笠原の登板が告げられた。シュワーバーを相手に2球で追い込むと、4球のスライダーで空振り三振。外角一辺倒の攻めでリーグ2位の42本塁打を誇る強打者を仕留めた。
8回からホセ・フェレール投手がマウンドに上がり、小笠原は打者1人で交代。9回、コール・ヘンリー投手が2死三塁のピンチを招いたが、トレイ・ターナー内野手を三振に打ち取り、ナショナルズが逃げ切った。リリーフとして役目を果たした小笠原は僅か4球ながら待望のメジャー初勝利を掴んだ。
小笠原はオフに中日からポスティングシステムでナショナルズと2年350万ドル(約5億1600万円)で契約。開幕はマイナースタートも7月6日(同7日)に昇格し、同日のレッドソックス戦でメジャーデビュー。先発するも3回途中7安打4失点でメジャー初黒星を喫した。その後、再びマイナー降格となるも、1日(同2日)に再昇格を果たしていた。