佐々木朗希、復帰登板は「ふわっとした感じ」 3Aで3失点に反省「大事な時期に投げられるか」

ドジャース・佐々木朗希【写真:イワモトアキト】
ドジャース・佐々木朗希【写真:イワモトアキト】

3か月ぶりの実戦マウンドで安定せず

 ドジャースの佐々木朗希投手が、14日(日本時間15日)に3Aオクラホマシティの一員として、ロッキーズ傘下3Aアルバカーキ戦に先発。初回に2失点を喫するなど、予定していたイニングを投げ切れず2回0/3で3失点という内容。試合後、立ち上がりについて「球速を見てなかった分、ふわっとした感じになったのはもったいなかった」と振り返った。

 佐々木は初回に先頭打者を歩かせると二盗を決められ、続く打者に右前適時打を浴び、7球でいきなり失点という苦しい立ち上がりに。さらに2死から再び二盗を許し、ヒウラにも右前適時打を浴びて2点目を失った。

 2回はバントヒットを許し、またしても二盗を決められ2死二塁のピンチを背負うも、無失点に凌いだ。だが、3回は先頭から連打を浴び、無死一、二塁となったところで交代し、継投した2番手が3点目を失った。予定した3回に届かず2回0/3を6安打、1四球で奪三振はゼロ。最速は95.7マイル(約154キロ)で、41球中ストライクは25球と制球も安定しなかった。3盗塁を決められるという課題も露呈した。

 ドジャース専門ポッドキャスト番組「The Dodgers Bleed Los Podcast Network」によると、試合後に佐々木は「健康面に不安なく投げ終えられて、そこは良かったと思う。ただ、パフォーマンス的にはいろいろ課題ある。次回に反省を生かして投げられたら」とコメント。3か月ぶりの実戦登板ということもあり、「最初ふわっとした感じで入っちゃって、力感も抑え気味になった」と反省点を挙げた。今後の課題として「パフォーマンスの問題になってくると思う。健康面ではうまくできている自信ありますし、パフォーマンスがメジャーレベル、9月の大事な時期に投げられるかという問題だと思う」と語った。

 メジャー1年目の今季は8試合で1勝1敗、防御率4.72。右肩インピンジメント症候群で5月13日(同14日)にメジャー初の負傷者リスト(IL)入り。6月20日(同21日)に約20メートルの距離でキャッチボールを開始すると、7月からライブBPで復帰に向けて動き始めていた。

(Full-Count編集部)

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