125年間で大谷翔平だけ3度も達成 また判明した異質な記録、2人だけの“排他的領域”

1930年のロイ・パームリー以来となる快記録
【MLB】エンゼルス 6ー5 ドジャース(日本時間14日・アナハイム)
ドジャース・大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地で行われたエンゼルス戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場。マウンドに上がる前の初回表、第1打席で今季8本目の三塁打を放った。米メディアによると、投打二刀流だからこそ生まれた記録を達成したようだ。
初回無死、技巧派ヘンドリックスのチェンジアップを振り抜き、打球速度107.2マイル(約172.5キロ)で右翼線へ運んだ。快足を飛ばして三塁に到達。続くベッツの左前適時打で先制のホームを踏み、自らのバットで“自援護”した。投げては5回途中で降板するも、7奪三振を記録した。
米データ会社「オプタ・スタッツ」のグレッグ・ハービー氏は直後に自身のX(旧ツイッター)を更新。「先頭打者で、三塁打を放ち、(投手として)複数の三振を奪う。これを1901年以降の単一試合で記録した選手たち」のリストを紹介。「ショウヘイ・オオタニ(今回を含め3度) ロイ・パームリー、1930年4月29日」とし、「以上だ」と締めくくった。
過去125年でわずか2人だけの偉業を、大谷はすでに歴代最多の3回を達成している。ナ・リーグは2022年から指名打者制度を導入し、投手が打席に立つことは“全滅”。果たして、大谷は今後どれだけ数字を積み上げるだろうか。
(Full-Count編集部)