併殺狙いの故意落球は「演技力」 元MLB内野手は熱弁も…“白状”せざるを得ない理由

パ・リーグTV公式YouTubeで「インフィールドフライ」がテーマ
パーソル パ・リーグTV公式YouTubeで、野球界の常識をアップデートする番組「P’s UPDATE」を公開中。第11回のテーマは「インフィールドフライ」。ゲストに元NPB審判員の坂井遼太郎氏を迎え、西岡剛氏、館山昌平氏とともにルールを深堀りした。
インフィールドフライは無死または1死で一、二塁または満塁の場面で、内野フライを野手が普通に処理できる場合に宣告されるもの。打った打者は守備側がノーバウンドで捕球するかに関わらず、アウトが適用されるというルールだ。
このルールは100年以上前からあるルールで、MLBでは1895年から導入されている。当時もわざと落としてダブルプレーを取る行為が流行したため、攻撃側が不利にならないようにルールが決められた背景がある。
これに対して、現役時代に内野手だった西岡氏は「野手側は常に故意落球を狙っているんです」と発言。インフィールドフライが宣告されない場合や、ライナーの際に「故意落球をしようかなというアイデアは浮かぶ」という。当然、わざと落としたと判定されれば故意落球となるが「そこは演技力なんですよね」と語る。
続けて「エラーしたかのようにどこかに当てて……。でも基本バレますね。審判の方はよく見ていますよ」と西岡氏。本当にエラーで落としたのか、わざと落としたのかは容易に見透かされてしまうようだ。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)