甲子園中継で騒然「試合中だぞ笑」 マウンド上でまさかの“行動”「こういう選手好き」

愛知・豊橋中央戦でも近藤は相手の応援歌を楽しんだ
第107回全国高校野球選手権は16日、大会第11日目が行われ、第1試合で日大三(西東京)が高川学園(山口)に9-4で勝利。エースの近藤優樹投手(3年)は2試合連続の完投を見せた。ピンチになりながらもメンタルの強さを発揮。中継映像が捉えた光景に「かわいいな笑」「鬼メンタル」とファンも驚いたようだ。
話題を呼んだのは日大三が7-4とリードした5回だった。近藤は先頭で2打席連続安打を許している4番・遠矢(3年)を迎えた。反撃を期待する高川学園のアルプスからは大声援が送られ、応援歌が流れた。すると、マウンド上の近藤は笑顔でノリノリ。相手の応援歌を“自分の力”に変えようとしていた。
そして、呼応するかのように、打席の遠矢も近藤と同じようにリズムを取り、18.44メートルの間でエースと4番による微笑ましい光景が生まれた。試合中継を見ていたファンも驚いたようで、「めっちゃ面白かったですね!」「良い時代になったな」「こういう選手めっちゃ好き」「見てる側がワクワクする」「試合中だぞ笑」などと反応していた。
近藤は1回戦の豊橋中央(愛知)でも、相手の応援歌に乗って投球する場面がSNS上などでも注目を集めていた。エース右腕の力投もあり、日大三は8年ぶりにベスト8進出を決めている。