甲子園不在も…横浜を追い詰めた“ノーシード校” X再認識「神奈川県がいかにレベル高いか」

横浜高校ナイン【写真:加治屋友輝】
横浜高校ナイン【写真:加治屋友輝】

ノーシードから準々決勝まで勝ち上がった平塚学園

 第107回全国高校野球選手権は17日の大会12日目でベスト8が出揃った。春夏連覇を目指す横浜(神奈川)も本大会は順当に勝ち進み、準々決勝へ駒を進めた。そんな中でファンが注目したのは、神奈川県大会で王者をギリギリまで追い詰めた学校だった。

 横浜は8日に初戦を迎え、敦賀気比(福井)に5-0で完封勝利を収めた。14日の2回戦は春夏通じて初出場の綾羽(滋賀)に初回で先制を許したものの、相手のミスを見逃さずに5-1で勝利した。17日の3回戦・津田学園(三重)は、2年生の織田翔希投手が9回5安打完封で圧倒した。3試合で15-1と甲子園でも遺憾なく力を発揮している。

 昨秋の明治神宮大会、今春の選抜を制し、“3冠”にも期待がかかる横浜だが、実は神奈川大会では逆境に立たされた試合があった。準々決勝の平塚学園戦だ。

 ノーシードの平塚学園に対し、プロ注目左腕の奥村頼人投手(3年)が乱調で4回までに4失点。最終9回裏を3-4で迎えた。2死二、三塁、あと1球まで追い込まれる絶体絶命のピンチだったが、主砲の阿部葉太外野手(3年)が右中間フェンス直撃の逆転サヨナラ打を放ち、劇的すぎる勝利を飾った。また、準決勝の立花学園戦も4回まで3点をリードされたが、奥村の2打席連発で4-3と接戦を制した。

 横浜が準々決勝に進んだことで、改めて平塚学園にファンも注目。「平塚学園や立花学園って惜しかったんだなぁ」「平塚学園に負けかけたのも高校野球の面白みが全て詰まってる」「結局横浜が1番苦戦したのは平塚学園戦説ある」「横浜高校が勝ち進むたび平塚学園の強さが証明される」「平塚学園がもし甲子園に出てたら、ベスト8くらいまで行ってたかも」「神奈川県がいかにレベル高いか」などと驚きが広がった。

※8月18日15時41分、一部を加筆・修正しました。お詫びして訂正いたします。

(Full-Count編集部)

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