県岐阜商・横山の好捕に甲子園喝采 右手を伸ばし窮地救う→グラブ持ち替えハイタッチ

横浜戦で好守を見せた県岐阜商・横山温大【写真:加治屋友輝】
横浜戦で好守を見せた県岐阜商・横山温大【写真:加治屋友輝】

3回戦でも素早い好返球、攻守で存在感

 初回にいきなりビッグプレーが飛び出した。第107回全国高校野球選手権は19日、大会第13日が行われ、第3試合で県岐阜商と横浜が対戦。「7番・右翼」で先発した県岐阜商の横山温大外野手(3年)が、抜ければ長打性の当たりを好捕し、初回を無失点で切り抜けた。

 横山は生まれつき左手の指がなく、守備では右手にグラブをつけ、返球の際にはグラブを左胸に抱え、ボールを右手に持ち替えて投げる。初回2死一塁で、横浜の4番・奥村が鋭いライナー性の打球を右翼方向へ放った。抜ければ先制となりそうな打球だったが、横山が右手を伸ばして飛び込みながらグラブの先でつかみ、3アウト。甲子園は大歓声に包まれた。

 3回戦の明豊(大分)戦でも、グラブを素早く外して好返球を見せ、甲子園を沸かせた。バットでも3試合すべてで安打を放っており、存在感を示している。

【実際の様子】抜けたら長打の当たりを… 右腕を伸ばし好捕した岐阜商の横山温大

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