元広島助っ人が僅か1日で“事実上の戦力外” 「7.90」に下落で3度目の悲報…米「出血止まらず」

アストロズのテイラー・スコット【写真:アフロ】
アストロズのテイラー・スコット【写真:アフロ】

アストロズがスコットをDFAに…米メディア報道

 ドジャースでも活躍したアストロズのテイラー・スコット投手がDFA(事実上の戦力外)になったと19日(日本時間20日)、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が報じた。スコットは今季途中にダイヤモンドバックスからアストロズに加入。18日(同19日)のタイガース戦に2番手として登板し、1回2/3を投げて5失点で降板していた。

「トレード・ルーマーズ」のダラッグ・マクドナルド記者は記事の中で「地元紙『ヒューストン・クロニクル』のマット・カワハラ記者によると、アストロズはテイラー・スコットをDFAした。スコットは昨日アクティブロースター入りしたばかりで、すぐに(ロースターから)外されてしまった」と報じた。

「18日(同19日)に起用されたが、スコットは出血を止めることができなかった。5つのアウトを奪う間に、5失点を許した。その際に彼は42球投げた。1日か2日間投げられないことが予想されたので、ロースターから外された。オプション権は使い切っていたので、40人枠を外れ、(結果的に)DFAという形になった」とスコットが球団から受けた通告の背景についてもまとめた。

 続けて「今シーズン既に何回かウェーバーを通過して(FAとなっているので)今回もそうなるだろう。昨シーズンは防御率2.23をマークしたが、今シーズンは7.90と跳ね上がった。(今シーズン)ウェーバーを通過した際はFAになり、ダイヤモンドバックスとアストロズとそれぞれ1回ずつマイナー契約を結んだ。なので、今後数日間のうちにアストロズとマイナー契約を結んでも驚きはしない」と今後の動向について同メディアの見解を示した。

 南アフリカ出身のスコットは、2011年MLBドラフト5巡目でカブスに入団。2019年にマリナーズでメジャーデビューした。2020年に広島に加入したが、同年は7登板(1先発)で3敗、防御率15.75と散々な成績。翌2021年は登板機会なく、同年限りで退団した。

 2022年はパドレスで8登板。2023年はドジャース、レッドソックス、アスレチックスと渡り歩き、計18登板で防御率5.60。アストロズに加入した2024年は、62試合に登板し7勝3敗、防御率2.23を残しブルペンを支える活躍を見せていた。ただ、今季はダイヤモンドバックスで6試合登板で防御率9.00。アストロズでは18試合に登板し、1勝2敗、防御率7.36の成績だった。

(Full-Count編集部)

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