日大三アルプスで発見、背中に描かれた「恩返し」 迫力満点のTシャツに込められた思い

日大三アルプス【写真:加治屋友輝】
日大三アルプス【写真:加治屋友輝】

小倉前監督の下で2001、2011年夏の全国制覇、一昨年春に継承

 第107回全国高校野球選手権は21日、準決勝2試合が行われ、日大三(西東京)は県岐阜商と対戦した。日大三応援団が陣取る一塁側アルプス席には、背中に小倉全由前監督(現・侍ジャパンU-18日本代表監督)と三木有造監督のツーショット写真と、「恩返し」の文字をあしらった迫力満点のTシャツを着る人たちの姿が目立っていた。

「あのTシャツは基本的には、野球部員たちがプライベートで着るために毎年作っているものです。希望者が多く、一部の保護者や関係者の方々にもお渡ししています。“恩返し”とは、小倉前監督と三木監督の両方に指導を受けた一昨年の3年生が掲げていた言葉です」。アルプス席からナインを見守る佐々木剛副校長が説明した。

 日大三は小倉前監督の下で、2001年と2011年の夏に全国制覇。コーチ、副部長として長年チームを支えていた三木監督が一昨年の春、名将から監督の座を引き継いだ。

日大三応援団が着用するオリジナルTシャツ【写真:宮脇広久】
日大三応援団が着用するオリジナルTシャツ【写真:宮脇広久】

 現在の部員の中にも、小倉前監督の名声を慕って入学してきた者が少なくないが、佐々木副校長は「私も野球部員とよく話をするのですが、みんな『三木野球は小倉野球の継承。つながっています』と言っています」とうなずいていた。

【実際の様子】日大三アルプスで発見…2ショットが刻まれた迫力満点のTシャツ

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY