大谷翔平ガックリ、無念の4回9安打5失点降板 打球直撃のアクシデントも…またも5回投げ切れず

4回に5連打浴び崩れる…被安打9は自己ワーストタイ
【MLB】ロッキーズ ー ドジャース(日本時間21日・デンバー)
ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、敵地デンバーで行われたロッキーズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場。今季10度目のマウンドは、4回で66球を投げて9安打3奪三振5失点で降板となった。
初回の第1打席では初球をいきなり捉え、右翼線への二塁打とした。その後あがったマウンドでは、先頭のフリーマンをスイーパーで見逃し三振に仕留めるなど10球で3者凡退に抑えた。
2回の投球ではベックにカットボール、モニアックにフォーシームをそれぞれ中前に弾き返され、1死一、二塁からドイルに左翼への適時二塁打を許して失点。アルシアの犠飛で2点目を奪われた。リッターは空振り三振に仕留めたが、この回23球を要した。
3回1死一塁の第2打席では中飛に倒れた。その裏の投球では3者凡退に抑えたが、4回に先頭ベック、バーナベルに連打を浴び、守備が乱れる間に3点目を失うと、続くモニアック、ドイルにも連打を許した。そしてアルシアの痛烈な打球が大谷の右脚を襲い、場内は騒然。大谷は足を引きずり、トレーナーらが駆け付けた。
それでも大谷は交代せず、投球練習で状態を確認して続投。しかし1死を奪った後にフリーマンに右前適時打を許して5失点目を喫し、マウンドでは膝に手をついてガックリとした様子だった。続くトーバーは空三振に仕留めて4回を終えたが、5回のマウンドには上がらず降板となった。
被安打9本は2021年9月10日(同11日)のアストロズ戦に並び、自己ワーストタイ。この日の最速は99.1マイル(約159.5キロ)だった。
ロッキーズ戦での登板は2021年以来、通算2度目。標高が高いため打球が飛びやすい“打者天国”クアーズフィールドでは初のマウンドだった。今季は投手として試合前時点で今季9試合に登板して0勝0敗、防御率3.47。前回登板した13日(同14日)の敵地エンゼルス戦では、4回1/3で80球を投げて4失点。5回1死から3連打を浴びて降板していた。
(Full-Count編集部)