大谷翔平、試合後に明かした「不満」「情けない」 滲むスターの“矜持”、一問一答

試合後、取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:上野明洸】
試合後、取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:上野明洸】

安打9本は2021年9月10日のアストロズ戦に並び、自己ワーストタイ

【MLB】ロッキーズ 8ー3 ドジャース(日本時間21日・デンバー)

 ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、敵地デンバーで行われたロッキーズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場。今季10度目のマウンドは、4回で66球を投げて9安打3奪三振5失点で降板し、今季初黒星を喫した。試合後の一問一答は以下の通り。

――太ももに打球が当たった。今後の影響は。
「前のデッドボールの時と同じような場所でしたけど。今の段階では大丈夫じゃないかなと思っています。しっかりケアをして、通常の状態に早く戻れるように努めたいと思います」

――金曜日のパドレス戦に出場は?
「そのために今もケアをして、明日もそうですけど、通常の状態に早く戻れるように努めたいです」

――今日の投球を振り返って。
「ただただチームに申し訳ないですし、ただただ自分の投球に不満があるというか、情けない投球内容だったかなと思います」

――もっと怪我が悪化する可能性もあった。
「膝ではなかったので、最悪のシチュエーションではなかったとは思っています。明日以降、経過を観察しながらやっていきたいなと思います」

――クアーズフィールドの高所の影響は?
「ブルペンで確認しながら、ボールが(平地ほど)動かないというのはしっかり理解しながらマウンドに上がっているので、もちろん言い訳にはならないと思いますし。次にここで投げる機会があった時に今日の経験を活かせるように、しっかり反省したいなと思っています」

――高所が体に影響したことは?
「特にそこは感じないというか、ただただ自分の投球内容として、ゲームの中で思うようにいかない時に、一つでも二つでも工夫できるところがもう少し増えるといいのかなと思います。術後リハビリの過程で、イニングが増えていく中で、先発投手としてそういう引き出しが出てくれば、もう少し違う結果になってるのかなと思います」

22日は休養日…「今回も僕からというわけではなく」

――ロッキーズ投手陣に苦戦した理由。
「全体的に僕の打席で感じ取った印象でしかありませんが、真っ直ぐも良かったと思いますし、コースも投げていたと思います。粘り強い、しっかりとしたピッチングをしていたんじゃないかなと思います」

――21日(同22日)は休養日。今後のリカバリーのプランについて。
「基本的に休みのスケジュールは、今回みたいな10連戦などが続く時にだいたい設定されます。僕に限らず、毎日出ている選手たちは、首脳陣やスタッフがそこを見ながら話して決めているんじゃないかなと思います。今回も僕から(休養を申し出た)というわけではなく、フロントもそうですし監督とも話しながらこのタイミングがいいんじゃないかということで」

――スライダー系が多かった理由。
「真っ直ぐがカット気味に動いてたので、良い感覚が出ていない中で、ウィル(スミス)がスライダー系の方がいいのではないかと判断したのだと思います。ただ、その真っ直ぐの動きが良くない中で、スポットにしっかりと投げることで、もう少し活かせる場面は多かったんじゃないかなと思うので。前回に引き続き、モニアックの打席もそうでしたけど、自分の中でコーナーを狙っている球が真ん中に集まってくる傾向があるので、そこは反省点かなと思います」

――試合の回が進む中で、しっくりこない部分は?
「それはないですかね。初回から同じような球の変化の感じだったので、特に体力面での問題はないですし。前回もそうでしたけど、回を重ねるごとに球速が落ちているわけでもないので、回が伸びてきたからというよりかは、自分の動き方や感覚の違いによって、甘い球が行った時にヒットになる。サンプルになる回数が増えていくと思うので、そういう球がヒットになったり、間に落ちたりするのかなと思います」

(Full-Count編集部)

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