甲子園決勝前夜に集まった“1200万円” 奮闘続ける球児へ…届いたエール「心動かされた」

沖縄尚学アルプス【写真:加治屋友輝】
沖縄尚学アルプス【写真:加治屋友輝】

クラウドファンディングに1200万円を超える支援

 夏は初めての決勝進出を決めた沖縄尚学に“支援の輪”が広がり続けている。同校は甲子園出場にかかる遠征費をクラウドファンディングで募っており、決勝進出を決めてから1日足らずで寄付金額が急増。目標金額1000万円を超えて1300万円に迫っており、その勢いは時間を追うごとに増している。

 第107回全国高校野球選手権大会で沖縄尚学が見せる快進撃が多くの人の心を動かしている。21日の準決勝は逆転で山梨学院を破り、同校としては初、沖縄県勢としては2010年に春夏連覇を果たした興南以来15年ぶりの決勝進出を果たした。春の選抜大会では2度優勝も、夏の全国制覇はまだなく、23日の日大三(西東京)戦に勝てば、夏は初めての“頂点”となる。

 ただ、全国制覇を目指すとなると長期間の遠征となり、期間が長くなればなるほど遠征費がかさむ。そこで「沖縄尚学高等学校野球部を甲子園に送る会」が7月23日からクラウドファンディングで支援を呼びかけてきた。決勝進出が決まった21日夕方頃の時点では300万円余りだったが、一晩で支援は急増。22日正午前で800万円を超えると、19時時点で1200万円を超える金額が集まっている。

 クラウドファンディングのサイトには22日19時時点で2755件の応援メッセージが届いており、「逆転劇に何度も元気をもらいました! 決勝も全力で頑張ってください」「きっとやれる」「沖縄県民みんながあなたたちの姿に心動かされてます」「あとひとつ! がんばれ!」「沖縄県民の誇りです」「ここまで心が熱くなる試合ばかりでした」と心温まるエールが並んでいる。

 23日の決勝戦は午前10時に試合開始。周囲のサポートを力を変えて、沖縄尚学ナインが夏は初めてとなる全国制覇を目指す。

(Full-Count編集部)

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