大谷は無言で着替え…2連敗のド軍ロッカーに“重い空気” 大活躍もうなだれる新人

コルテスの前に6回1死まで手も足も出ず…ド軍ロッカーは静寂
【MLB】パドレス 5ー1 ドジャース(日本時間24日・サンディエゴ)
2夜連続で「BEAT LA!」の大合唱が響き渡った。ドジャースは23日(日本時間24日)、ペトコパークでパドレスに1-5で敗戦。完敗で首位陥落となり、試合後のロッカールームは重たい空気に包まれていた。
同率首位に並ばれて迎えた一戦。パドレスの先発はコルテスだった。昨年のワールドシリーズ第1戦ではフリーマンがサヨナラ満塁弾を放ち、さらに試合前の時点で防御率は5点台後半と、打ち崩したい相手だった。
しかし試合が始まってみると、コルテスは先頭・大谷を空振り三振に仕留めてから波に乗り、打者が次々と凡退。6回1死まで完全投球を許した。ロハスがチーム初安打を放ち、2死一塁で大谷の打席がコールされると、パドレスファンからは大ブーイング。中飛に打ち取られ、敵地は大歓声だった。
8回には代打フリーランドが前日のメジャー初本塁打から2戦連発となるソロを放ったが、その裏に2点を追加されてダメを押された。
痛恨の2連敗を喫したドジャースのロッカーは、当然ながら暗い雰囲気に。シャワーを浴びた大谷は黙々と着替え、別の部屋へ去っていった。グラスノー、ロハス、スミスに取材が行われたが、周りの選手はほぼ無言で帰宅の準備を進めていた。
2戦連発のフリーランドも喜びたかっただろうが、2連敗という結果に椅子に座って俯き、落胆した様子だった。24日(同25日)はパドレスとのカード最終戦。プレーオフではまた激突する可能性もある。何とか最後に勝ってシリーズを終えたいところだ。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)