甲子園閉幕後…監督の“行動”に感動「泣けてきちゃう」 両校の去り際が「尊すぎる」

日大三・三木有造監督【写真:加治屋友輝】
日大三・三木有造監督【写真:加治屋友輝】

スタンドではウェーブも自然発生した決勝戦

 両軍ノーサイドの光景に感動が広がっている。第107回全国高校野球選手権大会は23日に決勝戦を迎え、沖縄尚学が日大三(西東京)に3-1で勝利し、初めて夏の優勝を飾った。閉会式では沖縄尚学のエース末吉良丞投手(2年)に対し、敗れた日大三の選手らが次々と集まって力投を称える姿が見られた。

 沖縄尚学は初回に1点先制されるも、直後の2回に同点とし、6回には2死二塁で4番・宜野座の左前適時打で勝ち越しに成功した。1点差のゲームは8回、再び宜野座の適時二塁打で3-1となった。最後は同点の走者を背負ったものの、末吉がしのぎ切った。

 指笛が鳴りやまない中、閉会式を終えると、日大三の選手は末吉の周囲に次々と集まって声をかけ、互いに健闘を称え合うような姿が見られた。日大三の三木有造監督も末吉に何かを話しかけ、肩をポンと叩いて力投を労っていた。三木監督がベンチへ戻る際、ポーカーフェイスの末吉は少し笑顔を見せると、直立不動で一礼して敬意を表した。

沖縄尚学・末吉に話しかける日大三・三木有造監督(右)【写真:加治屋友輝】
沖縄尚学・末吉に話しかける日大三・三木有造監督(右)【写真:加治屋友輝】

 このやりとりに、高校野球ファンも反応。SNSでは「高校野球最高! 泣けました」「時代も変わり称え合ってる姿は素敵だしほんと感動する」「いちいち全てに泣けてきちゃう」「挨拶の後敵味方で抱擁してるの尊すぎる」「泣いて感動して胸熱」「表彰式後の両校交流、観客含めてファインプレー最高」「日大三高、悔しくて悔しくてたまらないと思うけど、素晴らしい姿を見せてくれてこちらが号泣でした!」「これだから高校野球はやめられない!」などのコメントが続々と寄せられている。

【実際の様子】「尊すぎる」試合終了後、沖縄尚学・末吉の力投を称える日大三・三木監督

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