沖縄尚学優勝の裏で…再認識された実力 初戦敗退ながらも「本当に強かった」

金足農は初戦で沖縄尚学に0-1で敗れた
第107回全国高校野球選手権大会の決勝戦は23日に甲子園に行われ、沖縄尚学が3-1で日大三(西東京)を破り、初の夏全国制覇を達成した。2年生コンビの2大エースが大きな原動力となったが、優勝までの軌跡でファンはある“事実”に注目していた。
エースナンバーを背負った左腕・末吉良丞(2年)は今大会を通じ6試合に登板。34回を投げ39奪三振など2勝、防御率1.06の成績を残した。背番号「10」の右腕・新垣有絃(2年)は4試合で22回を投げ24奪三振で4勝、防御率0.82という圧倒的な数字で存在感を示していた。
投手力を武器に甲子園では6試合を勝ち抜いたが、最大の点差は3-0で勝った鳴門(徳島)との3回戦だった。残りの5試合はいずれも1点差か2点差という僅差の展開ばかり。特に初戦の金足農(秋田)は1-0という最少得点での決着だった。
金足農といえば兄にオリックス・吉田輝星投手を持つ吉田大輝投手(3年)がエースナンバーを背負い話題となっていたが、大会が終わり、改めてその“爪痕”が注目される形となった。SNS上には「地味に凄い」「本当に強かった」「それにしても凄い」「株が爆上がり」「今思うと凄い」「注目すべき」「自慢できます」といったコメントが並び、初戦敗退ながら改めて強さが浮き彫りとなっていた。
(Full-Count編集部)