トランプ大統領に同調する“レジェンド”に批判殺到「恥を知れ」 再燃した薬物疑惑

サイ・ヤング賞7度も…薬物疑惑で殿堂入り果たせず
野球にまで介入する米国大統領と、それに同調する歯に衣着せぬ言動の剛腕に賛否が割れている。ドナルド・トランプ大統領が、メジャー通算354勝のロジャー・クレメンス氏の野球殿堂入りをSNSで要求。「殿堂入りに値する」「恥を知れ」などとSNSの反応は真っ二つの状態だ。
80年代から00年代にかけて歴代最多のサイ・ヤング賞7度、歴代3位の4672奪三振など輝かしい実績を誇るクレメンス氏だが、現役時代の薬物使用が取り沙汰された影響で票を集められず、2022年に殿堂入り資格を失った。
一方で検査で陽性反応が出たことはなく、薬物の使用を一貫して否定していることから、トランプ大統領は自身のSNSで「彼は米野球殿堂入りするべきだ。今すぐだ!」「今すぐ入れろ。彼と彼の偉大なるご家族はこれ以上の『愚行』にこれ以上耐えることを強いられるべきではない!」と主張。クレメンス氏も自身のX(旧ツイッター)で「愛情に感謝する! ドナルド・トランプ大統領は誰よりも、世間に出回っているニュースがフェイクだと知っている」と同調した。2人は一緒にゴルフを楽しんだことを明かした。
一連の動きにはSNSでは様々な反応がある。「ロジャーは裁判で白黒つけ、勝利した」「完全に同意する」「ロケットは誰も対戦したくない投手だった」と賛同する声や「クレメンスは保守的な思想を持っているから米野球殿堂入りできていないのだ」という陰謀論も噴出。一方で「お前は詐欺師だ」「恥を知れ」「お前は詐欺をして負けたんだよ」と厳しい意見も出ている。
(Full-Count編集部)