カーショーが得た“満額ボーナス12億円” 最盛期に及ばずも…米識者も感銘「かけがえのない」

ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:ロイター】
ドジャースのクレイトン・カーショー【写真:ロイター】

カーショーは16試合に先発して8勝2敗、防御率3.13

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手は今季、左膝と左足親指の故障から復帰し、ここまで16試合に先発。8勝2敗、防御率3.13をマークしている。サイ・ヤング賞3度の最盛期に及ばなくとも、チームを支える37歳は、シーズン終了前にボーナス850万ドル(約12億5000万円)を早くも手にした。

 米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が寄稿する、MLBの小ネタを短く紹介する「Around the Basepaths」にてカーショーのインセンティブが取り上げられた。「カーショーは木曜日の登板で静かにインセンティブ(の条件)をすべて達成し、今シーズン総額1600万ドル(約23億5000万円)の報酬を得ることになった」と紹介。基本給750万ドル(約11億190万円)を上回るボーナス850万ドル(約12億5000万円)を得たようだ。

 カーショーは昨季故障に苦しみ、キャリアワーストの7先発にとどまった。ベテランの域に差し掛かっているものの、チームの功労者とあって再契約を結んだ。5月17日(日本時間18日)に今季初先発。7月2日(同3日)の本拠地ホワイトソックス戦で史上20人目となる通算3000奪三振の偉業を成し遂げた。チーム合流後はローテーションを守り、8月21日(同22日)のロッキーズ戦で今季8勝目をマークした。

 そして、この時点で今季16先発を達成。カーショーの契約には先発登板数とクティブ・ロースター登録日数に応じた出来高が設けられており、13先発、14先発、15先発、16先発をクリアすると各100万ドル(約1億4000万円)が与えられる。また、アクティブ・ロースター登録30日で250万ドル(3億6800万円)、60日で100万ドル、90日で100万ドルが加わる。ロッキーズ戦でともに達成し、ボーナスを満額獲得した形となった。

 ナイチンゲール記者は「今季8勝2敗、防御率3.13という投球内容を考えれば、カーショーはドジャースにとって依然としてかけがえのない存在だ」と左腕の今季を評価した。熾烈な優勝争いを演じるチームにとって、闘志をむき出しに鼓舞する“エース”の存在は色あせることがない。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY