大谷翔平、4度目のMVPは“濃厚”か またも模擬投票1位…MLB脱帽「追い落とすのは難しい」

ア・リーグではローリーがジャッジを抜いて1位に
MLB公式は25日(日本時間26日)、今シーズン4度目の模擬MVP投票の結果を発表した。ドジャース・大谷翔平投手がナ・リーグ1位の座を維持。37人の投票者中34人から1位票が投じられた。同メディアは、改めて二刀流の“価値”を強調。大谷が今季もMVPを獲得すれば自身4度目、メジャー単独2位となる。
大谷はこの日の試合を終えて、45本塁打はフィリーズのカイル・シュワーバー外野手に並んでトップタイ。OPS1.004はリーグで唯一大台を超え、122得点に関してはメジャートップに立っている。MLB公式は「オオタニの打撃成績だけでもは間違いなくMVPに値するものだが、彼が安定して優れた投手としてマウンドに上がり続ける限り、他の誰かがMVP最有力候補の座から彼を追い落とすのは非常に難しいでしょう」と、二刀流に脱帽した。
大谷は今年6月に投手復帰を果たすと、最初の6先発までは防御率1点台と順調な仕上がりを見せた。直近2試合では計9失点しているものの、10先発で0勝1敗、防御率4.61をマーク。MLB公式は「防御率こそ4.61と平凡ながらも、27回1/3で35奪三振、奪三振率は11.5と優秀」と内容を評価している。
そして、「彼の二刀流という性質が、まさに『価値がある』という言葉を体現し続けている」とし、唯一無二の偉業を刻み続ける大谷に惜しみない称賛を送った。
ナ・リーグの2位には、本塁打王争いを演じるシュワーバーが2票を獲得。前半戦に大活躍を見せたカブスのピート・クロウ=アームストロング外野手が1票で3位に入った。一方でア・リーグでは、この日メジャー最速で50号を放ったマリナーズのカル・ローリー捕手が1位に浮上。1位票を22集め、打率やOPSでメジャートップを走るヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(15票)を上回った。
(Full-Count編集部)