大谷翔平、749日ぶりの勝利 5回1失点9Kの奪三振ショー…本拠地熱狂、ド軍4連勝で優勝M26

今季11試合目…復帰後初めて5回投げ切り、2年ぶりの白星
【MLB】ドジャース 5ー1 レッズ(日本時間28日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地でのレッズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場。復帰後初めて5回を投げ切り、9奪三振1失点。2023年8月9日(同10日)のジャイアンツ戦以来、749日ぶりとなる勝ち投手となった。チームは5-1で勝利して4連勝。優勝マジックを26とした。
初回のマウンドでは先頭フリードルに初球を左前打とされたが、マルテとデラクルーズを空振り三振に仕留めるなど無失点で終えた。2回には1死からスティア、トレビーノに連続四球を与えると、2つのワイルドピッチで1死二、三塁のピンチを招いた。それでも2者連続三振を奪い、得点は与えなかった。
2回を終えた時点で45球。3回のマウンドは先頭フリードルを一ゴロに仕留めるも、2番マルテに真ん中に入ったカットボールを左中間へのソロ本塁打とされて失点。4回は先頭ラックスをカーブで空振り三振に仕留めるなど3者凡退で終えた。チームはその裏、大谷の右前打から一挙4点を奪って逆転した。
5回のマウンドにあがると、1死からマクレーンをスライダーで空振り三振に仕留めるなど、15球で3者凡退。ベンチへ下がる大谷に三塁側のスタンドのファンは立ち上がって拍手を送った。今季11度目のマウンドは復帰後初めて5回を投げ切り、87球で降板。9奪三振は今季自己最多、この日は一番多く投げたのがカーブで、3三振を奪うなど23球(26%)を投じた。
打っては、初回の第1打席は左飛。4回先頭の第2打席では右前打を放ち、その後同点のホームを踏んだ。5イニングを投げ終わった直後の第3打席では遊ゴロだった。7回無死一塁の第4打席では左中間へライナーを放つも、相手中堅手の好守に阻まれ中直。5-1の8回の第5打席は左翼フェンスギリギリまで飛ばす大飛球を放ったが、柵越えとならず。「ベースボール・サバント」によると、30球場中12球場では一発だっただけに場内はため息も漏れた。
ドジャースはこれで4連勝。レッズとのカードはスイープした。この日はパドレスはマリナーズに敗れ、地区優勝へのマジックは2つ減って26となった。
(Full-Count編集部)