大谷翔平に敵将脱帽「活躍は馬鹿げてる」 並べた惜しみない称賛「アメージング」

5回2安打1失点、2与四球、9奪三振で今季初勝利
【MLB】ドジャース 5ー1 レッズ(日本時間28日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地でのレッズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場。復帰後初めて5回を投げ切り、9奪三振1失点の好投で実に749日ぶりの勝利投手となった。大谷の快投を目の当たりにしたレッズのテリー・フランコーナ監督は「アメージング」と脱帽するしかなかった。
大谷は初回先頭のフリードルに初球を左前打とされたが、マルテとデラクルーズを空振り三振に仕留めるなど無失点。2回には1死から連続四球と暴投で1死二、三塁のピンチとなるも、2者連続三振を奪って窮地を脱した。3回にマルテにソロを被弾したが、4~5回は3者凡退に抑え、5回で87球を投げて2安打1失点、2与四球、9奪三振で降板した。
レッズ地元放送局「ファンデュエル・スポーツ・ネットワーク・オハイオ」に登場したフランコーナ監督は、「アメージング」と開口一番、称賛の言葉を並べた。「先日も(大谷が)DHで出場した時もそうだけど、彼(の凄み)はフィールド上のプレーだけじゃない。(活躍)自体が時に馬鹿げていると感じるけど……(それを成し遂げる為の)準備や積み重ねだ。あれほど献身的で、あれほどの才能を持っていて、それを両立してしまうのは理解しがたい」と心の底から惚れ込んだ様子だった。
レッズが投手・大谷と対戦するのは7月30日(同31日)以来。しかしこの時、大谷は脚の痙攣で緊急降板していた。フランコーナ監督は当時を思い出し、「痙攣していたと思う。(実際に)何が起きたか分からないけど、マウンドに戻れば90マイル後半(150キロ後半)の速球を投げ込むし、素晴らしい変化球も持っている。とにかく全部を持っている投手だ。特に左打者に対しては本当にタフだ」とお手上げだった。
(Full-Count編集部)