“自滅”ド軍は「集中力の欠如」 ロバーツ監督がダメ出し連発…連鎖したミス「起きてはならない」

試合後、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:上野明洸】
試合後、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:上野明洸】

ダイヤモンドバックスとの3連戦は負け越しが決定

【MLB】Dバックス 6ー1 ドジャース(日本時間31日・ロサンゼルス)

 ドジャースは30日(日本時間31日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に1-6で完敗。シリーズ負け越しが決定した。再三のチャンスを作るも拙攻で得点が奪えず、7回には守備のミスが重なった。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「序盤に得点を重ねるチャンスがいくつかあった」と肩を落とした。

 先発のタイラー・グラスノー投手が好投を見せた。援護したい打線は5回、無死二、三塁の好機で大谷翔平投手が左翼へ大きな飛球を放ち、先制の犠飛になるかと思われた。しかし、本塁へ滑り込まなかったエンリケ・ヘルナンデス内野手がタッチアウトになり、まさかの併殺。さらに6回にも無死一、二塁の好機を作ったが得点は奪えなかった

 すると7回、グラスノーがコービン・キャロル外野手に先制の被弾。さらにアンディ・パヘス外野手とテオスカー・ヘルナンデス外野手の緩慢守備で走者を許し、さらにパヘスの送球エラーなどで一挙3失点。マウンド上のグラスノーは守備陣に怒りの表情を浮かべていた。

 試合後、ロバーツ監督も落胆の色を隠さなかった。「序盤に得点を重ねるチャンスがいくつかあった。キャロルが本塁打を打って、そこから彼らは得点を重ねた。我々はうまくやり遂げられなかった」と拙攻を反省した。

 攻撃、守備にと相次いだミス。ロバーツ監督は「本当に、らしくない集中力の欠如があった。打席であれ、守備であれ、とにかく幾つかの面で起きてはならないミスがあった。我々が手放してしまったというか、自滅したと言える部分もある」と厳しく指摘。なかでも、キケの本塁憤死については「相手野手は確かにいい送球をしたし、いいプレーだった。ムーキーが滑り込めと言っているのが、彼には見えなかった。とにかく、我々はプレーをやり遂げられなかった」と話した。

 結局、打線はムーキー・ベッツ内野手の適時打で1点を返すのが精一杯だった。ロバーツ監督は試合前、「ビッグゲームだと思っている」「再び得点を重ね、試合に勝つために意欲を持っているはずだ。重要な試合」などと語っていたが、大事な一戦で完敗となった。

(Full-Count編集部)

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