イチロー氏、松井秀喜氏の巨人監督就任は「待ってと言いたい」 ファン心理とは別の理由で

お立ち台に上がったイチロー氏(左)と松井秀喜氏【写真:荒川祐史】
お立ち台に上がったイチロー氏(左)と松井秀喜氏【写真:荒川祐史】

松井秀喜氏の巨人監督就任について持論

「SATO presents 高校野球女子選抜 vs イチロー選抜 KOBE CHIBEN」が31日、バンテリンドームで行われた。「1番・投手」で出場したイチロー氏は9回を1人で投げ抜き、完封勝利を飾った。「4番・中堅」で出場した松井秀喜氏は3回に先制3ランを放ち、球場をどよめかせた。試合後の囲み取材ではイチロー氏が、松井秀喜氏の巨人監督就任説についてコメントする場面があった。

 試合後にグラウンドでのインタビュー中、松井氏に観客から「来年ジャイアンツの監督じゃないの?」と野次が飛び、松井氏は「余計なことを言うんじゃないの」と、たしなめる場面があった。

 報道陣の取材に「巨人監督になった松井氏を見たいか」を問われたイチロー氏は「野球ファンは見てみたいだろうけど、ウチの大事な戦力なんで、待ってと言いたいな」と回答。一方で「ファンは見たいと思いますよ」とも語った。

 松井氏は現在、ヤンキースGM特別アドバイザーを務めているが、巨人ファンの間では将来の監督就任を熱望する声もある。

 「高校野球女子選抜」との真剣勝負は、今年で5年目を迎えた「高校野球女子選抜強化プログラム」の一環。4年連続出場となる松坂大輔氏に加え、今年は松井稼頭央氏も初参戦となった。イチロー氏は最速135キロを投げ、9回111球14奪三振で1安打完封。松井氏は3回に2死一、二塁で右翼席中段に突き刺す確信歩きの3ランを放つなど、往年のパワーを彷彿とさせる打撃でファンを喜ばせた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY