イチロー氏「羨ましい」 松井秀喜氏に“嫉妬”…2週間前に右肩負傷も最速135キロ

登板したイチロー氏【写真:荒川祐史】
登板したイチロー氏【写真:荒川祐史】

高校野球女子選抜に完封勝利

「SATO presents 高校野球女子選抜 vs イチロー選抜 KOBE CHIBEN」が31日、バンテリンドームで行われた。「1番・投手」で出場したイチロー氏は9回を1人で投げ抜き、完封勝利を飾った。試合後の囲み取材では、2週間ほど前の練習試合で肩を痛めたことを明かし、「ひょっとしたらマウンドに立てないかもって思った」と経緯を語った。

 イチロー氏は最速135キロを投げ、9回111球14奪三振で1安打完封を果たすなど、51歳とは思えぬ堂々たる投球を披露。しかし、試合後には報道陣に対し、「実は練習試合をやった時に、以前痛めた肩が再発まではいっていないんですけど、2週間ちょっと前の話だったので。ひょっとしたらマウンドに立てないかもって思ったんですね」と語った。

 いったんシアトルに戻る予定を変更し、日本で治療したという。無事にマウンドに立てたことを「まあそんな経緯があったので、ほっとしてます」と心境を明かした。

 初回は第1球をまさかの死球にするなど、2死球を与える立ち上がり。しかし以降は立ち直り、2回から7回2死まで走者を許さず、毛利瑠花捕手(岐阜第一)の中前打がこの試合で浴びた初安打だった。最後の打者も三振に仕留める完封劇だった。この力投に松井秀喜氏は「明らかに僕にないものもってる。なんなんですかね。羨ましいんです」と、イチロー氏の才能を称賛した。

「高校野球女子選抜」との真剣勝負は、今年で5年目を迎えた「高校野球女子選抜強化プログラム」の一環。4年連続出場となる松坂大輔氏に加え、今年は松井稼頭央氏も初参戦となった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY