痛恨被弾のスコットは「全てがど真ん中」 ド軍指揮官が苦言、また山本の勝ちを消す

スコットが山本の勝ちを消したのは3度目
【MLB】ドジャース 5ー4 Dバックス(日本時間1日・ロサンゼルス)
ドジャースは31日(日本時間9月1日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦にサヨナラ勝ちし、連敗を2で止めた。8回に痛恨の同点弾を浴びたタナー・スコット投手について、デーブ・ロバーツ監督は「真ん中の速球を投じてしまい、同点に追いつかれた」と苦言を呈した。
ドジャースは先発した山本が7回1失点10奪三振の好投を見せるも、8回に救援したスコットが誤算だった。2死からぺルドモ、マルテに連打を許すと、キャロルには甘く入った97.4マイル(約156.7キロ)のフォーシームを左中間に運ばれる同点3ランを許した。
その後、9回に代打スミスの17号サヨナラ弾で勝利したものの、本来ならば完勝できるはずの試合展開だった。
ロバーツ監督は「マルテに対しては初球にど真ん中の速球を投じ、コービン・キャロルに対しても真ん中の速球を投じてしまい、同点に追いつかれた」と連続して甘く入ったことに苦言。「スプレーチャートを見ると、全てがど真ん中にいっている」「過去のシーズンのスプレーチャートを見ると、散らばっている。でも今は、同じところばかりだ。なので、そこを狙われている」と打たれる原因を挙げた。
スコットが山本の勝ちを消したのは、5月20日(同21日)のダイヤモンドバックス戦、7月13日(同14日)のジャイアンツ戦に続く3度目。チーム最多の20セーブを挙げるも、防御率4.44と安定せず、終盤戦に向けて不安材料となっている。
(Full-Count編集部)