大谷翔平のMVP争いに伏兵? 「迫ってるぞ」シュワーバーではない“第3の男”が浮上

フィリーズのトレイ・ターナー【写真:ロイター】
フィリーズのトレイ・ターナー【写真:ロイター】

WARで大谷に迫るフィリーズのターナー

 シーズン終盤を迎え、MVP予想の話題が盛り上がる中、ドジャースの大谷翔平投手に新たなライバルが浮上した。これまでナ・リーグ最多の49本塁打を放っているフィリーズのカイル・シュワーバー外野手が比較対象となっていたが、ここに来て同じフィリーズの内野手が指標で大谷に迫ってきた。

 その新たなライバルとは、フィリーズのトレイ・ターナー内野手。ここまで136試合で打率.301、14本塁打、66打点、36盗塁をマーク。2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では米国代表として決勝の日本戦で先制本塁打を放つなど、大会最多タイ記録の5本塁打を放ったことで、日本のファンにもインパクトを与えた選手だ。

 打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標「WAR」では、遊撃手として守備や走塁での貢献度が高いターナーが、総合力で数字を重ね、大谷に迫ってきた。米データサイト「ファングラフス」版のWARでは、大谷が投打で計7.0に対し、ターナーは6.3、シュワーバーは4.4となっている。

 過去に指名打者としてMVPを手にしたのは、昨年の大谷ただ1人しかいない。指名打者は守備での“貢献度”がないためWARでは不利になりやすく、昨年も打撃成績では大谷に劣るフランシスコ・リンドーア内野手(メッツ)がMVP予想の対抗馬として挙がり、議論を呼んだ。

 この状況にSNSでも「てかターナーのWARが大谷に迫ってるぞ」「シュワーバーはWARを稼げないタイプの選手だから、MVP争いで大谷を上回る可能性は低いんだよな。現状ターナーとかPCAのがまだ可能性はある」「本当のフィリーズのMVP候補?」「大谷さん抜かれてますよ」などの声が出ている。終盤の成績次第でMVPレースは激戦になる可能性がある。

(Full-Count編集部)

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