ダルビッシュ、今季5敗目に「実力不足」 明かした“苦悩の日々”…「よくわからない」

5回途中6安打4失点…「自分の実力不足というところですね」
【MLB】オリオールズ 6ー2 パドレス(日本時間3日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手が2日(日本時間3日)、本拠地でのオリオールズ戦に先発するも、4回0/3を投げて6安打4失点で今季5敗目を喫した。勝てば日本人初のメジャー30球団からの勝利となったが今季4勝目はならず。“偉業”はお預けとなった。試合後には「とにかく最後までバラバラだった」と唇を噛んだ。
初回1死からジャクソンにソロを浴び、先制を許す展開に「とにかく最初から最後までフォームやリリースの位置がしっくり来ていなかった。2ストライクに追い込むんだけど、死球になったり自分の中でとんでもないミスになってしまったり。自分の中ではよくわからない。とにかく最後までバラバラだった」と胸中を明かした。
2試合連続での敗戦投手に「自分の中では原因はわかっているんですけど、改善することができていない。(ブルペンから)ツーシームだけ唯一しっくり来なかった。そういうところが他の球にも影響がでたのかなという感じがしますね。(調整期間で)そこでちゃんとクリアしていきたいなと思います」と前を向いた。
初回に30球を要するなど、うまくリズムに乗れず「球数のこともありますけど、4回とかで(マウンドを)降りることが多いので、そこも改善していけたらなと思います。(スライダーが)今日は良くなかったですね。ボールにしようと思っているのが、真ん中に行くことが多いので。自分の実力不足というところですね」と汗を拭った。
スライダーを投じる際に「(リリースの)良いところが見つからないというか。思い切りリリースしようと思ったらボールになりすぎるし、丁度良いところが見つからない……」と試行錯誤を繰り返している様子だった。
(Full-Count編集部)