ロバーツ監督の“苛立ち” 残塁10の拙攻…2回無死満塁で無得点「スイングをコンパクトに」

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:イワモトアキト】
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:イワモトアキト】

ロバーツ監督「2回無死満塁の場面で、悪い打席が2回あった」

【MLB】パイレーツ 3ー0 ドジャース(日本時間4日・ピッツバーグ)

 ドジャースは3日(日本時間4日)、敵地でのパイレーツ戦に0-3で今季8度目の完封負けを喫した。打線は再三の好機を作りながら10残塁。試合後、デーブ・ロバーツ監督は打線全体の“質”に苦言を呈した。

 初回に先制を許したドジャースは2回、無死満塁の好機を作った。しかし、パヘスとフリーランドが連続三振に倒れ、E・ヘルナンデスも右飛で無得点。3回も2死から満塁の好機を作るも、コールが捕ゴロで凡退して得点できずに終わった。5回は先頭の大谷が二塁打を放ち、続くベッツが四球で出塁するも、好守やフリーマンの併殺打でまたも無得点。そのまま完封負けとなった。

 何度もチャンスがあった中、ロバーツ監督が最も大きかったとしたのが2回だった。「いつもよりスイングをコンパクトにする場面だ。打点を挙げないといけない。大振りをしたり、(ボール球を)追いかけて空振りをしたり、ストライクを見逃している」と指摘。「まずは1点を挙げようというもっと細かいアプローチがあれば……そうすれば他に色々なことが起きる可能性がある。全員のフラストレーションが溜まっているよ」と、状況に応じた打撃を求めた。

 ドジャースの今季チーム成績は707得点がメジャー3位、204本塁打が同2位、OPS.766は同3位と軒並み球界トップクラス。それでも、後半戦は故障者なども多く、前半戦ほどの迫力は感じられない。ロバーツ監督は「継続的に得点を挙げるには様々なやり方がある。長打がでていないのであれば、特に(大事なこと)。ここにいる選手は継続的に初球から強い意識をもってチーム打撃ができると思う。私が気が済むまで(選手たちに)話続けることも出来るが、やらないといけない」とした。

 そして、繰り返し悔やんだのが2回だった。「1イニングで試合の勝敗が決まったとは言いたくないが、2回無死満塁の場面で、悪い打席が2回あった。何も成し遂げることができなかった。(相手)先発にとって絶体絶命の場面だったが、仕留めることができなかった。そこで試合の流れが変わってしまった」と振り返った。

(Full-Count編集部)

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