“大谷ライバル”が大失速…MVP候補から一転「体と心の休養」 23歳が苦戦「.160」

カブスのピート・クロウ=アームストロング【写真:ロイター】
カブスのピート・クロウ=アームストロング【写真:ロイター】

ここまで打率.250、28本塁打、83打点、31盗塁

 日本でも話題を集め、今季ブレイクを果たした23歳が壁にぶち当たっている。カブスの“PCA”ことピート・クロウ=アームストロング外野手は今季開幕から好調で、前半戦にはMVP候補にも挙がるほどの勢いを見せた。だが、8月は打率.160と大失速。シーズン終盤に向けて正念場を迎えている。

 高い身体能力を持ち味に、今季は打撃フォーム改造が功を奏して打撃も開幕から絶好調。前半戦だけで「25本塁打&25盗塁」を達成し、WARで一時はドジャースの大谷翔平投手を上回るなど、一躍としてMVP候補にも躍り出た。

 だが、後半戦に入ってから急に失速。オールスター戦明けは打率.212、OPS.624と、前半戦とは別人のような姿になってしまった。3日(日本時間4日)のブレーブス戦では2試合連続で先発から外れた。米スポーツ局「ESPN」によると、クレイグ・カウンセル監督は「体と心の休養」のための措置だと明かした。

 米データサイト「ファングラフス」版のWARではナ・リーグトップの大谷が7.2で、クロウ=アームストロングは5.3でリーグ5位に後退。3月のドジャースとの開幕戦では来日し、親しみやすい“PCA”の愛称に加え、広い守備範囲や金髪に青い星が入った独特な髪形で早くも日本のファンの心をつかんだ23歳。ポストシーズン進出に向けた終盤戦で、カブスにとっては復調が待たれる存在だ。

(Full-Count編集部)

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