ド軍25億円男の“優遇”は「大きな問題」 打率1割台でも続く起用…存在しなかった「区切り」

コンフォートは122試合の出場で打率.192
【MLB】パイレーツ 5ー3 ドジャース(日本時間5日・ピッツバーグ)
ドジャースは4日(日本時間5日)、敵地で行われたパイレーツ戦に3-5で敗れた。「5番・左翼」で出場したマイケル・コンフォート外野手は4打数2安打で5試合ぶりのマルチ安打。しかし打率はいまだ.192とあって起用を疑問視する声も多い。
「ファウル・テリトリーTV」が放送する米ポッドキャスト番組「ドジャース・テリトリー」にゲスト出演したドジャース専門サイト「ドジャー・ブルー」のマシュー・モレノ記者は「まだ驚いてはいません。しかしマックス・マンシー内野手とトミー・エドマン内野手の復帰後もコンフォートが今まで通り先発起用されて、打席を与えられていたら驚くでしょう。何が起きているんだろう? と、思ってしまいます」と問題提起した。
昨オフに1年1700万ドル(約25億2400万円)で入団したものの、今季大不振のコンフォート。ロバーツ監督は5月から「区切りはある」と厳しい言葉を口にしていた一方で、この日が122試合目の出場と機会は減っていない。モレノ記者は「猶予が伸びたのは怪我人のロースター状況によるものだと思います。でも、(コンフォートを起用し続けるのは)興味深い決断です」と分析した。
8月30日(同31日)にはテオスカー・ヘルナンデス外野手の緩慢守備が失点に繋がる場面もあった。モレノ記者は「結果的にデーブ・ロバーツ監督は日曜日(日本時間9月1日)の試合でテオスカー・ヘルナンデスをスタメンから外しました。(ロバーツ監督はT・ヘルナンデスの)努力、集中力、打席内容(を改善すべきだと苦言を)ほのめかしていました。それに対してマイケル・コンフォートはずっとスタメンです。コンフォートのスタメンが続くより、こちらの方が大きな問題だと思います」と指摘。“優遇”されているようにも見えるだけに、指揮官の今後の決断にも注目が集まりそうだ。
(Full-Count編集部)