苦境のドジャースに“謎の珍事”「4-12」 最下位球団に敗れ発見…ロバーツ監督も頭抱える

8月は勝率5割以上の球団に11勝4敗と勝ち越すも…
【MLB】パイレーツ 5ー3 ドジャース(日本時間5日・ピッツバーグ)
ドジャースは4日(日本時間5日)、敵地・パイレーツ戦に3-5で敗れた。リーグ中地区最下位相手にスイープ負け。後半戦は20勝23敗と負けが込んでいる。今季のドジャースの成績を振り返ると、謎の“現象”に苦しんでいる。
パイレーツ戦に敗れ、デーブ・ロバーツ監督は「勝率がよくないチーム相手に十分なほど負けている」と吐露した。パイレーツは中地区5位に沈む再建途上のチームで、1シリーズ前は同地区4位のダイヤモンドバックスにも負け越した。実際、8月1日(同2日)以降のドジャースは勝率5割以上の球団に11勝4敗と貯金を作ったものの、勝率5割未満の球団に4勝12敗と大苦戦している。
8月11~13日には敵地でのエンゼルス戦に3連敗。今季もプレーオフが絶望的な相手だったが、本拠地でも「フリーウェーシリーズ」3連敗を喫しており、史上初の対エンゼルス戦6戦6敗の屈辱を味わった。
一方でドジャースはこれだけ後半戦に苦しんでいても、いまだにナ・リーグ西地区の首位を維持している。同じくプレーオフ争いを演じる同地区の強豪パドレスには9勝4敗で大きく勝ち越し、ライバル関係のジャイアンツも4勝2敗と、同地区には26勝13敗と圧倒していることが大きな要因だ。
シーズンも残り20試合。地区優勝のみならず、プレーオフのシード争いにおいても1戦1戦が負けられない戦いとなる。ドジャースは苦境を残り越えることができるだろうか。
(Full-Count編集部)