ド軍、悪夢のサヨナラ負けで4連敗 9月まだ0勝…大谷は緊急先発で4回途中無失点&4打数無安打

午後になって急きょ決定…グラスノーが先発回避
【MLB】オリオールズ 2ー1 ドジャース(日本時間6日・ボルティモア)
ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地でのオリオールズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場し、投げては3回2/3を投げて被安打3、5奪三振無失点。最速は101.5マイル(約163.3キロ)だった。打者としては4打数無安打。チームは4連敗となった。
大谷は3日(同4日)の登板を体調不良のため回避。次回登板は8日(同9日)のロッキーズ戦と発表されていたが、グラスノーがこの日の午後に背中の張りを訴えたため、急きょ先発登板が決まった。
湿度66%と少し蒸し暑い中で、汗をぬぐいながら投げぬいた。初回はホリデイを左飛、ジャクソンを中飛に仕留め、ヘンダーソンの打席では100マイル(約161キロ)を記録。その後はカットボールでバットを折り二ゴロに打ち取った。
2回も3者凡退で抑え込んだ。3回のマウンドでは1死からマヨが放った一塁線上へのボテボテの打球にダッシュし、捕球して打者にタッチ。2死からジャクソンを投ゴロに仕留め、軽やかにさばいて3回のマウンドを降りた。
4回は先頭マウントキャッスルに三塁線を破る二塁打を許し、その後ワイルドピッチで三塁へ進ませたが、カウザーをフォーシーム、リベラをスイーパーでそれぞれ空振り三振に仕留め、2死三塁の場面で降板。緊急登板で力投した大谷に、オリオールズファンも立ち上がって拍手を送った。
打者としては初回の第1打席は空振り三振に倒れ、イチローに並び日本選手最多タイとなる1080個目の三振となった。3回2死一塁の第2打席では四球で出塁した。降板直後の4回1死一塁の第3打席では遊ゴロ併殺打、第4打席では力ない二ゴロに倒れ、2試合連続の無安打となった。
ドジャースは5回にカスパリアスの暴投で1点を献上。6回にはフリーマンのソロで追いつくも、あと1点が遠かった。9回に登板したタナー・スコット投手が2死からバサロにサヨナラ弾を浴びた。ドジャースはナ・リーグ中地区最下位のパイレーツに3連敗し、ア・リーグ東地区最下位のオリオールズにも敗れて4連敗となった。
(Full-Count編集部)