大谷“緊急先発”の理由…ド軍監督が説明 試合4時間半前に決定、グラスノーに異変

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:上野明洸】
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:上野明洸】

先発予定のグラスノーが背中の張りで登板回避

【MLB】オリオールズ ー ドジャース(日本時間6日・ボルティモア)

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が5日(日本時間6日)、敵地でのオリオールズ戦前に取材に応じ、この日先発予定だったタイラー・グラスノー投手は背中の張りで登板を回避することを決めたと語った。代わりに、大谷翔平投手が「1番・投手兼指名打者」で今季12度目の先発マウンドにあがる。

 ロバーツ監督は、大谷が先発登板になった理由について「午後の早い時間にここに来た際、タイラーが背中の張りを(チームに)報告した。背中の張りということで、我々の願いとしては、彼の登板を数日遅らせ、彼が来週の早めに登板できればといいなということだ」と急遽登板が決まった経緯とともにグラスノーの次回登板について語った。

 続けて「そして、ショウヘイは(今日代わりに先発登板することに)乗り気だった。彼(大谷)はフィジカル的にも良好で、今夜登板したいと思っている。彼(大谷)は体調はいいと言っていた。トレーナーを含め、(今回先発登板することを)知っておくべき全ての人らとも話をして、彼らの了承を得た」と大谷が前向きにこの日の登板を捉えていることを明かした。

 大谷に先発を告げたのは試合当日。「おそらく午後2時か、2時半くらいだったか。その時マーク・プライアー(投手コーチ)と彼は話をした」と試合開始直前での決定となった。

 急遽決まった登板ということもありイニングは通常より短くなることが想定される。「状況を考慮すると、(今回の登板でのイニングは)短いものになり得る。改めて言うが、彼は今日先発登板することにワクワクしていた。しかしながら、(今日どこまで登板するかについては)彼の投球がどこまで効率がいいかによるだろう」とロバーツ監督は大谷の“二刀流”での躍動に期待を寄せた。

 グラスノーは8月30日(同31日)の本拠地でのダイヤモンドバックス戦に登板。5回までノーヒット投球を見せたが、7回に相次ぐ守備のミスが重なり3失点。打線の援護にも恵まれず7回3失点で敗戦投手になっていた。

 また、先発マウンドを託された大谷は3日(同4日)の敵地・パイレーツ戦で先発登板が予定されていたが、試合直前に体調不良で登板を回避。デーブ・ロバーツ監督は次回の登板を8日(同9日)の本拠地・ロッキーズ戦と明言していたがグラスノーの登板回避で急遽出番が回ってきた。

(Full-Count編集部)

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