まさかの緊急登板も「やるしかない」 大谷翔平が明かした“先発”の条件…一問一答

大谷翔平、緊急先発に「行けそうだったので、行けるよと」
【MLB】オリオールズ 2ー1 ドジャース(日本時間6日・ボルティモア)
ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地でのオリオールズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場し、3回2/3を無失点。最速は101.5マイル(約163.3キロ)だった。打者としては4打数無安打。チームは1-2でサヨナラ負けを喫して4連敗となった。試合後の一問一答は以下の通り。
――緊急先発だったが準備は。
「幸いにも昨日強めのキャッチボールをやっていたので。今日、起きた感じ体調も良かったですし、午後2時ぐらいですかね。連絡が来ましたけれど。行けそうだったので、行けるよと返事をしました」
――体調の影響は。
「今日は比較的、治り際だったので。体調はピッツバーグよりは全然良かったです。ピッツバーグの1試合目、2試合目あたりがきつかった。今日はそれがなかったと思います」
――打線の不振にフラストレーションを感じていると思うが、改善策は。
「全員がいろいろ試しながらやっている中で結果が出ていないので、フラストレーションが溜まりますし、もっとやりたい、結果を出したいという気持ちが先行し過ぎてオフェンスでは空回りしているのかなと思います」
――自分の責任は感じるか。
「もちろん1番を打たせてもらっていますし。長打、もしくは出塁することがメインの仕事だと思っているので。いかに良い状態で回していけるか。フレディ、ウィルに回していけるかというのが僕とムーキーの仕事だと思っています」
――最初はラッシング、2巡目は自分でサインを出していたが、理由は。
「一応、ミーティングはしたんですけど。深くコミュニケーションを取れないまま行ってしまったのかなと。そういう行き違いで自分が投げた球がなかなか噛み合わないのが少し続いていたのかなと思います」
――調整のルーティンへの影響は。
「こういう場合は正直……。僕が体調悪くて前回は登板ができなくて、シーハンが投げてくれて。長いシーズンをやっていれば必ずこういうことがあと思うので。ルーティーンができないからダメなのか? っていう考え方をしているので。できなかった時には、それはそれでやるしかないという気持ちで、マウンドにいくしかないっていう気持ちでいきました」
「なるべく体調が悪くても投げるというのがローテーションのピッチャーの条件」
――理想の投球だった?
「最後は力を入れて投げましたけれど、今日は全体的にそこまで力を入れずに。ある程度球数が前回みたいに90球近くまでいけるってことは計算されていなかったので。できる限り打たせてしっかりアウトを重ねながら長いイニングを投げたいと思っていたんですけど。相手も良いアプローチで2ストライクからなかなか空振りが取れなかったりとか、投球がかさんでしまったので4回を投げきれなかったのかなという感じです」
――前回の登板を飛ばした責任。
「ローテーションを守っていれば、なるべく体調が悪くても投げるというのがローテーションのピッチャーの条件じゃないかなと思うんですけど。状況を見極めて。登板することでチームに迷惑がかかるのであれば、信頼して他に託すというのが、チームの判断、自分の判断として大事なことなんじゃないかなと」
――100マイルを連発した。
「最後もう1人いきたかったんですけどね。4回投げきって後ろにつなぎたかったのが1番ですけど、それよりも三振をしっかり取って。前に飛べば点が入るシチュエーションだったので、三振を取りにいく方にシフトして投げたって感じですかね」
――緊急先発だった。
「単純にホテルにいる時にグラスが投げられなくなったので、投げられるかという確認がきて『いけるよ』って。中継ぎの負担が減らせればいいですし。月曜日にスライドして5回、6回しっかり投げるのもチームにとってプラスだと思いますし、今日みたいに4回でもいいのでしっかり中継ぎの負担を減らせるように仕事ができるのもそれはそれで大事なこと。今日はチームとしてそっちの方が大事という判断だったのかなと思います」
――調整の難しさ。
「もちろん、なかなかあることではないですけど。みんなでカバーしていければ、長いシーズンをしっかりみんなで乗り切れるんじゃないかなと。最後もう1か月を切ってますけど、戦い抜くことが大事なのかなと思います」
(Full-Count編集部)