戦犯スコット激白「野球の神様に見放されてる」 2死から痛恨被弾「本当に最悪だ」

前回に続いて痛恨の一発を浴びたスコット
【MLB】オリオールズ 2ー1 ドジャース(日本時間6日・ボルティモア)
ドジャースのタナー・スコット投手は5日(日本時間6日)、敵地でのオリオールズ戦で同点の9回に登板。2死は奪ったものの8番パサロにサヨナラ弾を浴び、負け投手となった。前回の登板でも8回に同点3ランを浴びる悔しいマウンドとなっており、試合後に左腕は「完全に球種の選択ミスだった。またそれで試合を台無しにしてしまった。もうこんなのはうんざりだよ。なんというか今、野球の神様に見放されてるんだ」と胸中を吐露した。
スコットは前回8月31日(同9月1日)の本拠地ダイヤモンドバックス戦で3点リードの8回に登板。テンポよく2死を奪ったものの、2安打を浴びた後に3ランを許し、リリーフに失敗していた。
“汚名返上”を期したマウンドでも、上手くいかなかった。2者連続で三振を奪ってあと一人というところで、打席に迎えたのは8番のパサロ。今季デビューしてまだ1本塁打しか打っていなかったが、試合前の打撃練習ではさく越えなど強烈な打球を連発していた怖いバッターだ。
スライダー2球、フォーシーム2球を投じたところで、次に投じたフォーシームはド真ん中へ。完璧にとらえられ、右中間へ運ばれた。
2死から甘く入った直球を粉砕されるという、前回と同じパターンになった。試合後、スコットは「最悪だよ。本当に最悪だ。今夜ここにいる皆にとっては最高の雰囲気だったのに、あんな結末になるなんて……気分はどん底だよ。どうにかしないと。だって、野球に嫌われてるんだから」と落胆していた。
(上野明洸 / Akihiro Ueno)