鷹戦力外→独立で驚異の2冠 50試合18HRの衝撃…日本美女のプロポーズから拓いた“道”

BC神奈川のアダム・ウォーカー【写真:木村竜也】
BC神奈川のアダム・ウォーカー【写真:木村竜也】

4月に加入したウォーカーは50試合で18本塁打&57打点の2冠

 やはり別格だった。独立・ルートインBCリーグは7日に全日程が終了しタイトルが確定した。巨人、ソフトバンクでプレーし、今季より神奈川フューチャードリームスでプレーしたアダム・ウォーカー外野手は本塁打と打点の2冠王。元助っ人の活躍に「すごいな」とファンも拍手を送っている。

 ウォーカーは2022年に巨人に入団。1年目から124試合に出場して打率.271、23本塁打、52打点の成績で中軸として活躍した。しかし、2023年は57試合と出番が減少し、打率.263、6本塁打、20打点にとどまると、同年オフに高橋礼投手、泉圭輔投手との1対2の交換トレードでソフトバンクに移籍した。

 昨年は20試合に出場し打率.169、1本塁打、3打点に終わり、オフに自由契約。その後の去就はなかなか決まらなかったが、昨年12月に日本人でフィットネストレーナーの野嶽沙世(のだけ・さよ)さんにプロポーズに成功したことを報告。3月には自身のSNSに日本語で「今は仕事がないんです。日本が大好きです。今年も日本でプレーしたいです。BCリーグでプレーできますか」と投稿する場面もあった。

 そんな中、今年4月末に神奈川フューチャードリームスへ入団することが球団から発表された。まだ脂の乗っている33歳は、加入直後から圧倒的な打棒を披露する。5月5日のデビュー戦で初安打、6試合目で待望の1号を放つと、10戦6本塁打の固め打ち。最終的に50試合で打率.295、18本塁打、58打点、OPS1.002の好成績で、本塁打と打点の2冠となった。

 NPBでも活躍した元助っ人の打棒に「ウォーカーおめでとう」「本塁打数、ホームゲームアナウンスの時にデータ確認する度に毎回すごい勢いで増え続けていて、毎度衝撃だったなぁ」「ウォーカー途中加入やったけど流石」「5月から入ったウォーカーがリーグ通してもブッチギリの本塁打王」などとどよめきが広がった。

(Full-Count編集部)

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