佐々木朗希の制球は「めちゃくちゃ」 本人は“及第点”も…米専門家が突きつけた課題

3Aサクラメント戦に登板した佐々木朗希【写真:上野明洸】
3Aサクラメント戦に登板した佐々木朗希【写真:上野明洸】

マイナーの試合に登板し4回まで無失点も…5回途中3失点

 ドジャースの佐々木朗希投手は9日(日本時間10日)、3Aオクラホマシティの一員として、ジャイアンツ傘下3Aサクラメント戦に先発。初回から160キロを超える直球を連発したが、5回に突如乱れ、4回2/3を投げ、3安打3失点。4四球に8奪三振の内容に米メディアは課題を突きつけた。

 佐々木は2回に3つのアウト全てを三振で奪うなど4回まで無失点投球。最速は100.6マイル(約161.9キロ)を計測した。しかし5回に2四球と安打で無死満塁とすると一ゴロ、犠飛、二塁打で3失点。なおも死球を許し、ここで目安の90球に到達したため降板した。

 米投球分析家のトーマス・ネスティコ氏が同日に自身のX(旧ツイッター)を投稿。「今晩3Aで調整登板を果たしたロウキ・ササキは、速球と空振り数は戻ってきたが、制球はめちゃくちゃだった。ストライク率は57.8%で、与四球4だった」と記した。

 同氏の紹介したデータによればストライクは90球中52球(57.8%)。その上で「ササキはスプリット(と速球)を振らせる方法を見つけないといけない。(打者は)ほとんど振っていないから、結果的にBB%(四球率)が跳ね上がっている」と指摘した。

 同氏が紹介しているデータによれば、空振り率は27.1%の16回。ストライクゾーンに投じた割合は46.7%だったという。佐々木自身は試合後、乱れた5回について「僕の中ではそんなことが気にならないくらい良かった」と振り返っていた。今後のメジャー復帰のタイミングや起用法について首脳陣がどう判断するのか、注目される。

(Full-Count編集部)

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